【書評】君の膵臓をたべたい
久しぶりに小説で泣きました。
特に目的無く本屋さんを物色していた際、表紙に一目惚れし即購入。
《内容》
膵臓に病を抱えた、余命1年の女子高校生と、他人に興味がなく自己完結してしまう男子高校生の物語。
男子高校生が偶然にも彼女の病を知ってしまったことから奇妙な関係が始まる。
ーーーそんな正反対の二人が、死と向き合いながら日常を生きていく。
《所感》
泣いた。
どちらの登場人物も、物語特有の噓臭さよりも、人間らしい脆さを漂わせている。
だからこそ、物語の中に入り、共感してしまう。
ラストに向かう展開も予想外…!
でも、だからこそ、この作品の方向性を貫いていると自分は感じた。
こう言ってしまうとありきたりかもしれないけれども、
下手な哲学本より、日々の大切さを実感できる物語だと、強く思う。そんな一冊。
《学んだこと》
自分の中に蓄積されたと感じれられる考えは以下の点 ⇩
- 1日の価値は、いかなることがあっても同じである
- 自分たちは、命を燃やして今を生きている
おそらく、読了後には皆、言葉は違えど同じような意味を持つ想いを心のどこかに残していると思う。
心の底から、読んでほしい一冊。
・・・ちな、7月28日に映画が公開されるらしい! 見に行かねば…!
では、ここらで~…あでゅー!